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インデックス投資がスゴイ10のポイント
私は広島でインデックス投資のアドバイザーをしています。
国家資格の資産相談業務1級ファイナンシャルプランニング技能士です。
投資と一言で言っても、不動産投資から株式投資、
マイナーなところではアンティークコイン投資などもあります。
数ある投資の中から、なぜインデックス投資をのアドバイザーをしているのか?
その意外な理由をご紹介します。
「ところでインデックス投資って何だろう?」
インデックスとは、市場の平均点のことです。
意訳すると「平均点投資法」とでもなるでしょうか。
たとえば、日本の株式市場には平均点があります。
日経平均株価やトピックスがそれに当たりますね。
(日本にこだわる必要はちっともありませんが)
平均点はたかーいハードル
で、普通は自分で個別の株式を売買して
「平均点を超すぞ!」
という想いで投資をします。
ですが結果は千差万別、平均点を超えたり、超えなかったり。
ちなみに平均点を超すことを目的とする投資信託を
アクティブファンドと言います。
運用はプロのファンドマネジャーが行います。
それでも、勝率は3勝7敗くらいです。
(しかも勝っているファンドがずっと勝つのではなく、入れ替わる)
つまり、連続して平均点を超えることができないのです。
「だったら平均点を最初から買えば良いじゃない?」
これがインデックスファンドです。
平均点が金融商品
平均点その物を金融商品にしたものがインデックスファンドなのです。
主にアメリカで大人気になっています。
そして、ヨーロッパでも、徐々に日本にも浸透しつつあります。
ちなみに、平均点は世界中にあります。
日本の市場に平均点があるように
アメリカの市場にも平均点がありますし、
ユーロにもあります。
世界各国の市場はもちろん、アジア地域という大きなくくりの平均点もあれば
債券の平均点も各国・地域にあるのですね。
それにしても、どうしてこんなに世界では人気があるのか?
その理由を見てみましょう。
(日本ではまだ個別の株式選別売買スタイルが主流です)
①確定拠出年金で使える
あまり知られていませんが日本の確定拠出年金でも
インデックス投資ができます。
いえ、というよりもむしろインデックス投資のために
確定拠出年金がある、とすら私は思っています。
(政府もインデックス投資こそが個人の資産形成に向いていると思っているのではないでしょうか・・・)
一度じっくり、会社の企業型DC(企業型確定拠出年金)や
イデコ(個人型確定拠出年金)の商品ラインナップを
ご覧ください。
(一般的に)半数程度をインデックスファンドが占めていることに気がつくと思います。
②どの株を買うか? ではなく市場を大人買いする
平均点投資では「個別株を買う」という
従来の考えは無意味です。
市場全体を大人買いするというワイドでワイルドな思考が必要なのです。
③世界に広く浅く投資ができる
日本に住んでいると、日本の資産ばかりに目が行きます。
でも、それは世界の標準からするとおかしな話です。
なぜ成長がおとなしい日本の株式をメインにしないといけないのでしょうか?
多分に「地元びいき」というゆがんだ考えが、どの国の人にも起こります。
ですが「私は世界生まれ」という現代の価値観が必要です。
④選択肢が多い
一昔前までは、インデックスファンドは超マイナーでした。
そのため、選択肢も少なかったのです。
ですが、それはもう昔のお話です。
いまでは国内でもたくさんのインデックスファンドが作られています。
⑤インフレに対応できる可能性が高い
インデックスファンドの主役はやっぱり
世界の株式市場です。
株式はインフレに強いのが特徴です。
貯金だけでは、インフレ時に価値が徐々に減って行きますが、
株式なら逆の事が起こる可能性が高いのです。
もちろん、値下がりリスクはあります。
⑥銘柄の分析がいらない
個別株で行うファンダメンタルもいりません。
忙しいあなたの時間を割いて、パソコンの前に張り付く必要はもうないのです。
ただし、インデックスファンドの購入時には、
- コストが高すぎないか?
- 純資産総額はきちんとあるか?
- 広く浅くができている対象か?
をチェックするようにしましょう。
⑦売買タイミングに悩む必要がない
インデックスファンドと言っても、
以前のように頻繁に売買をしていては無意味です。
きちんと合理的な仕組みにのっとった売買ルールを知ることが必要です。
そうすると、もう売買タイミングに悩む必要がありません。
確定拠出年金でも同様です。
⑧世界は成長を続けている
事実として、世界の人口は増え続けています。
世界に広く浅く投資をすることは、合理的です。
人口の増加は、経済の発展を意味するからです。
⑨5%くらいの平均利回りが望める
未来のことは分かりませんが、
世界全体に分散投資ができれば、
組み合わせにもよりますが、平均5%くらいの利回りが望めます。
(※過去20年間の企業年金連合会の運用成果を参考)
これは積立にすると、30年で掛け金が2倍になる計算です。(税金諸費用は無視)
⑩最後まで信じることができる
投資は、買って売ったら
「はい、おしまい」
というわけにはいきません。
資産運用は一生ついて回るからです。
そんな時に、特定の会社・分野を一生信じられるでしょうか?
社会や技術、為替などが変動する中、
最後まで信じられるのは、
大きな大きな「成長する世界」そのものではないでしょうか。
まとめ
- インデックス投資は平均点投資
- 世界は成長を続けている