1000万円を安全に資産運用するための【スカンクワーク】

貯金をするなら自動積立低収入の主婦でもできる

Contents

☆安全に資産運用をスタートさせたいなら、スカンクワーク☆

もし、退職金で1000万円入って来たら?

もし、貯金が1000万円貯まったら?

相続で1000万円を受け取ったら?

 

多くの会社員の場合は、通常の収入がありますから

1000万円は余裕資金になります。

(投資するのは余裕資金が鉄則!)

お金を遊ばせて置くのはもったいないので安全に資産運用をしたくなる人も多いでしょう。

 

さて、もしも1000万円あなたが資産運用するなら、

どうやって安全に運用しますか?

 

勘で投資を始めてはいけません!

一番怖いのが『勘』で投資を始めることです。

投資には確たる理論が必要です。

もちろん、理論通りに株価や為替が動くことはありません。

 

それでも、分散投資の理論や

資産配分の理論、

景気循環の仕組み

対象の金融商品の知識などは欠かせません。

 

「これが良さそう」

という勘で1000万円もの大金を投資するのは危険ですから、よしましょう。

 

新鮮な成功体験を聞いて始めてもいけません

また、あなたの信用できる知人がこんなことを言っていても同調してはいけません。

「○○の株で大儲けしたよ。あの会社はいいよー」

ちなみにこれは真実だとします。

 

なぜ、真実の話なのに、同調してはいけないのか分かりますか?

それは、知人の買ったタイミングと、

聞いた人が買おうとするタイミングが違う からです。

 

投資では、安い時に買って高い時に売らなければ売却益が得られません。

知人は安い時に買ったから、高く売れたのです。

新鮮な情報でも、実際はかなり過去のデータなのです。

 

誰かが大儲けをした後に、買うということは、

割高になり過ぎている可能性もあるのです。

1000万円を投資した後に、株価が調整して一気に200万円ほど含み損が出るかもしれません。

その時、あなたの心は耐えられますか?

「こりゃいけない」と思って損切りをして、200万円の損失が確定するかもしれません。

 

焦って始めるなんてゼッタイダメ

1000万円の投資対象を選定するのに、

どれくらいの時間をかけますか?

1日や二日で決める必要はありません。

 

売り手の解説を聞いて、その場で即決も危険です。

もっとほかに選択肢がたくさんあるのですから

じっくりと比較検討をしてからでも遅くありません。

 

家族に相談をしないで始めるのも危険

特別な理由がない場合は、家族に内緒で1000万円を投資するのはよしましょう。

なぜか?

それは、家族は優秀なアドバイザーだからです。

 

あなたがヒートアップしている時には、クールにさせる厳しい意見を言ってくれます。

実にありがたい存在です。

 

嫌な意見ほど、聞くべきです

おか目八目という言葉があります。

これは、碁などの勝負をしている人より

よこから傍観している人の方が八目(八手)先まで読める・・・という意味です。

 

投資も同様です。

真剣に投資をすればするほど、変な手を打つのが人間です。

冷静で(しかも無料で)イヤで厳しいことを言ってくれる身内はありがたいのです。

 

あなたに良いことばかりを言う人(売り手)をアドバイザーにしてはいけません。

ねい言(甘い言葉)断つべし! ですね。

 

安全に投資を始めるには、まずはスカンクワークから

投資経験ゼロの方が、1000万円もの大金を安全に資産運用するには

まずはスカンクワークがおススメです。

 

スカンクワークというのは、

日本語にすると、すかしっ屁です。

意訳して、こっそりする試み、というところですね。

 

もちろんまじめなお話です。

大きなビジネスでは、しばしばスカンクワークを行います。

 

たとえば、大手コンビニチェーンが、

「焼き鳥くん」なる商品を全国展開しよう! と考えたとします。

しかし、全店で数万店あり、規模が大きすぎて、

商品が売れなければ多大な損失を被ってしまいます。

 

そこでスカンクワークの登場です。

実験店として10店舗ほどで什器をいれたりして

こっそりと試し売りをするのです。

そして、修正点があれば修正をして、好調ならば数万店に拡大するのですね。

ダメなら「焼き鳥くん」プロジェクトは終了です。

 

失敗しても被害は10店舗分で収まるのがスカンクワークお良いところです。

つまり、リスクをコントロールして、損失を限定化したわけです。

 

1000万円版のスカンクワーク

このスカンクワークを投資に応用します。

投資対象は投資信託あたりが無難です。

投資信託は様々な金融商品を扱っています。

 

ですから1万円程度で

  • 債券
  • 株式
  • 不動産
  • 海外も色々あります

に投資できます。

10万円程度あれば10種類くらい買えますね。

多くても20万円程度で抑えましょう。

 

こうすることで、損失を限定しながらあなたに向いている投資を検討することができます。

1000万円の虎の子を投入するのは

経験がたまってからで遅くはありません。

 

まとめ

  • 1000万円を勘や過去のデータで一気に投入しない
  • 家族は優秀なアドバイザー
  • スカンクワークで、こっそりお試し

 

関連記事

  1. 投資家に向いている金融商品

    退職金で資産運用すべき? 定年後の必要額1億円はホント?

  2. 夏目漱石 牛のように

    500万円を運用するならほぼ元本保証の投資信託【MRF】?

  3. 初心者向けの資産運用の種類を比較

    資産運用裏話 陥りがちな【100万円】の危険な運用方法

  4. 金利の高い銀行【キャンペーン】を探す前に理解したい【6種類の…

  5. 2019年の年金財政検証についてわかりやすくまとめてみる

  6. 超低金利とは?なぜ起こって、いつまで続くの?

PAGE TOP