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個人向け国債とは? リスクもあるの?
今回は、個人向け国債について見てみましょう。
よく耳にすることがあるものの、いったい、どのようなものなのでしょうか?
そもそも国債とは?
国債とは、国の借金の証書のようなものです。
たとえば、あなたが銀行からお金を借りた場合、
銀行に利息を支払いますよね。
これと同じような感じで、国があなたからお金を借りた場合、
国が利息を支払ってくれるものです。
それでは、個人向け国債とは?
個人向け国債とは、個人投資家限定の国債の種類です。
政府による買い取り保証がついています。
発行は、意外と最近からでして、
最初が2003年3月からです。
スタート当初は変動型10年というスタイルのモノだけでしたが、
- 2006年1月に固定5年型
- 2010年7月に固定3年型
が始まりました。
金利は?
金利は変化しますが、
2018年8月時点で10年変動型を買うと、0.05%です。
お察しの通り、大変低いです。
これは、国債の最低金利が0.05ですので、まあ、最低です。
変動10年と固定5・3年は何が違う?
変動と固定というと、何が違うのでしょうか?
端的に言いますと、
- 金利が高い時は固定が有利になりやすい
- 金利が低い時は変動が有利になりやすい
という点です。
ここの判断は、個人にゆだねられますが、2018年8月時点では
金利が低いですので、変動10年が有利かと思われます。
変動10年だと10年持たないといけない?
発行1年後なら、いつでも換金できます。
10年待たなくてもいいのですね。
もうない? 個人向け復興国債
2011年12月~2013年5月までの期間には、
復興国債というものもありました。
- 1000万円以上買うと、金貨が1枚
- 100万円以上買うと、銀貨が1枚
という、少し変わったモノでした。
現在では買うことができません。
もしかしたらですが、金や銀の価格の上昇で
ある程度の利益を確保したり、
将来的には、この時の金貨・銀貨がアンティークコインとして
高値で取引されることもあるかもしれませんね。
まあ、本来の国債の使い方とは性質が異なりますが。
ポイント①個人向け国債のメリットは?
- 世の中にある債権の中では、信用度が大変高いとされている
- お金が帰ってこないリスクは、とても低いと思われる(日本がいわゆる倒産した場合はリスクがあるがその可能性はとても低いと思われる)
- 1万円から投資ができます。インターネットでできるところもあるようです。
- 発行から1年経つと、事実上、元本保証で帰ってくる。(日本が倒産した場合は別の可能性あり)
ポイント②個人向け国債のデメリットは?
- 途中で換金すると、直近2回分の利子相当額が差し引かれてしまう。(イメージ的には1年分の利子が取られてしまう)
- 金融機関によっては、口座管理料がかかることがある
- 変動型の場合、金利変動のリスクがある
ポイント③どこで個人向け国債を売っているの?
- 銀行
- 農協
- 信用金庫
- 証券会社
などで売っています。
ただし、金融機関側としてはあまり儲からない(手数料がないなど)ので、
扱っていないところもあります。
基本的に1万円から売っていますが、他の手数料の高い金融商品の勧誘をされることもあります。
ポイント④まとめると、どんな種類が個人向け国債にはあるの?
- 3年もの 固定金利
- 5年もの 固定金利
- 10年もの 変動金利
ドレを選ぶかは、個人投資家の判断することです。
じっくりと、その時代に、どのようなものが適しているのか(ほかの金融商品も含めて)考えたいところです。