あけましておめでとうございます!
金融教育研究所の佐々木裕平です。
あっという間に2020年も終わり、新しい新年が幕開けしました。
1月1日に目が覚めた時に「あっ、今年はお金に執着しないようにしよう」という考えがなぜか浮かびました。
難しいことですけれども。
Contents
経済学などの先行研究では、お金が増えても、幸福度は正比例しない
筆者はiDeCoやつみたてNISAをはじめとした資産運用や、金融教育全般に力を入れて勉強・活動をしています。
それは金融教育(金融知識・リテラシー)の増加が個人・社会の幸せにつながる、ということも先行研究が示しているからです。
この金融教育を推進する際に気を付けているのが、「お金がすべてじゃないよ!」ということです。
金融教育を推進する際には、お金の重要性と、意外(?)にも「人生においてお金があれば幸せとは限らない」ということを同時に伝えることを気を付けています。
そんな中、最近面白いなと思っているのが幸福度とお金に関する論文です。
いろいろな先行研究があるのですが、おおむね研究結果は次のようになっています。
- アメリカの場合、年収75000ドルを超えると、お金から追加的な幸福は得られない
- 年収25000ドルが55000ドルに増えても(年収がおよそ2倍になっても)幸福度は9%しか上昇しない
- お金が増えすぎる(例えば宝くじが当たる)と、個人の幸福度がかえって下がる(他人から離れ、孤立してしまい、人とのつながりがなくなる)
- 収入が増えると、自分のためだけに使い、他者に対する優しさが減る
こんな感じです。
これらの論文を読むと、胸になにかグサッと刺さります(汗)。
結局お金は大切だけど、執着するとかえって不幸になるのかもしれない
これは人生や、経済活動(事業運営)をする際にも同様かもしれません。
- お金第一で働いてしまうと、途端に幸せが得られにくくなる
- ○○第一・売上第二(うちの場合は金融教育第一・売上第二)でやると、かんたんに幸福度は上がる
- 人生の楽しみは結局のところ「幸せ」だと仮定すると、「じゃあ、お金に執着しない方が幸せになるんじゃない?」ということになるのかもしれません。
- でも、現実問題としては、ある程度の所得・資産がないと、今後の少子高齢化では困るかもしれません
うーん、お金と幸福度の関係は面白いですね。
これを年内いっぱいくらいで、頑張って一冊の書籍にしたいなあ、なんて、お正月の頭から考えてしまいました。
本年も金融教育を通じて、社会や多くの人のお役に立てる仕事ができるように頑張りたいと思います。
(もしかしたら、頑張ろうというのもいけなくって、「楽しもう」というスタンスの方が、より幸福度を高めるのかもしれません。まるで子ども時代の遊びのようですね)
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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