資産運用では、しばしばリスク許容度という言葉が出てきます。
特にポートフォリオを作成するときに出てきます。
期待リターンとリスク許容度から、自分の希望するポートフォリオを作成するのですね。
こうすることで、許容できる値下がり幅の中で、最も高い期待リターンを獲得できそうなポートフォリオを作成することができるのですね。
ただ、個人的に思うのが、このリスク許容度というものは、(数値で表すことができるものの)、じっさいはけっこうあやふやな数値だな、とおもいます。
例えば、20代でイケイケな人なら、リスク許容度は大変高いものになることがあります。
ですが、30代でいろいろなライフイベントが重なってくると?
幸不幸を問わず、いろいろなことが起こってくると、人は慎重になりがちです。
また、40代にかかり、大きな病気などになると、さらに人は弱気になることがあります。
50代に入り、老後の資金面を考えると、また慎重になることがあります。
このように、同じ人であっても、年齢や自分の周囲の状況、ご自分の健康状態の変化によっても、リスク許容度がコロコロと変わっていってしまいます。
私もそうです(笑)。
そのため、個人的には、半年に一度や、一年に一度、あるいは数年に一度、または、ライフイベントごとに、自分のリスク許容度を見直し、その時に自分のリスク許容度に合ったポートフォリオを作成する、つまり、リバランスすることも大切なのかと思います。