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CAPMとは? 現代ポートフォリオ理論に欠かせない理論!
こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー、金融教育研究所の佐々木裕平です。
資産形成の勉強を本格的にしている人や、ファイナンシャルプランナーの上位資格を取得しようとしている人が出くわす有名なキーワードがあります。
それがCAPM(キャップエム)です。
このCAPM(キャップエム)を理解することが、合理的な資産形成への近道、なのかもしれません。
- CAPM(キャップエム) →Capital Asset Pricing Model (資本資産評価モデル)
CAPM(キャップエム)とは? マーケット・ポートフォリオ=効率的ポートフォリオ
まず最初に、市場にあるすべての証券の塊をマーケット・ポートフォリオと言います。
これはまあ、早い話が乱暴に言うと市場全体のことを「市場全体の組み合わせ(時価総額比率)」という、ということだと思います。
そしてこのマーケット・ポートフォリオというのは、「すごいんだぞ!」「賢いんだぞ!」という前提があります。
なぜ市場全体がすごくて賢いのでしょうか?
それは市場全体のすべての証券の価格は、多くの投資家・機関投資家たちによりすごい情報を収集・分析されているはずだからです。
つまり、市場全体の、例えば株式市場全体の価格(日本だとトピックス)は、その彼らの英知の結晶が織り込まれている、はずなのです。
だから「このマーケット・ポートフォリオに投資をすれば合理的だよね!」ということになります。
すごい乱暴に言うと、これがCAPM(キャップエム)の中心です。たぶん。
CAPM(キャップエム)の生みの親は、ウイリアム・シャープ先生
もちろん上記はCAPM(キャップエム)のさわりの部分だけなのですが、このCAPM(キャップエム)の理論を見つけたのがウイリアム・シャープ先生です。
ウイリアム・シャープ先生は1964年にこの理論に注目したとされています。
そして1990年に晴れてノーベル経済学賞を受賞されました。
すんごいですね。
CAPM(キャップエム)の肝は、マーケット・ポートフォリオが合理的ということ
このCAPM(キャップエム)理論の肝となるのは、前述のマーケット・ポートフォリオがすごい! ということです。
要点をかいつまんで言うと、このマーケット・ポートフォリオと安全資産の組み合わせこそが「すごいええで!」ということです。
まあ、これが現代ポートフォリオ理論の結論でもあるのですが。
CAPM(キャップエム)面白いですね!
もちろんCAPM(キャップエム)を詳しく知らなくとも、資産形成のことを勉強していくと、いろいろな方面から知識を集めていくと、やはりマーケット・ポートフォリオと安全資産の組み合わせこそが「すごいええで!」ということに気がつくと思います。
それではまた。