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新社会人のあなたへ、貯金のすすめ
この春から、新社会人になる方も多いと思います。
おめでとうございます。
本日は、
資産形成の基本の貯金について、です。
資産形成の最初の一歩は?
日本では義務教育でお金や投資について学ぶ機会が
多くありません。
(それなのに、確定拠出型年金やつみたてニーサなど
利用できる制度が多く、
お金の知識教育(金育)の需要と供給に大きなずれがあるように感じています)
そのため、新社会人になったとたんに
ヽ(^o^)丿「さあ、将来のために、老後のために、
投資で資産形成を始めるぞ!」
などと思う人はごく少数ではないでしょうか。
投資と投機、どっちがお好き?
インターネットの普及もあり、
現在では、スマホで簡単に投資の情報を検索できます。
すると、ある偏った現象を目にします。
- 地味な投資
- 派手な投機
この2種類が検索上は多くヒットするように感じます。
インターネットの特性上、
閲覧数が多い方が上位に上がりやすい傾向にあると思います。
そして、閲覧数が多く、
人の興味を引きやすいのは、投機的な投資ではないでしょうか。
結果として、
長期・分散投資という基本から外れている投資に
はまりやすくなるかもしれません。
(金融リテラシーの勉強をする機会がなかったから当然なのですが)
投機をするくらいなら、まずは貯金をしましょう
しかし、投機的な行動は、
個人にはあまり適していません。
金融リテラシーが身につくまでは、
無理に投機をせずに、
まずは元本保証の貯金をすることをお勧めします。
まとまったお金がない人は、コツコツと積み立てましょう。
もちろん、新社会人にも
積み立て投資などは重要です。
ただ、なんでもかんでも積み立て投資をすれば
資産が合理的に形成できるかというと、
そうではありません。
(※ここはとても重要なところです。多くの方が勘違いをしているように感じます)
きちんと学ばないと、
長期・分散投資をしたつもりでも
損失を被ることがあったり、
適正なリターンを得られなかったりします。
(かなり、その人にとって、もったいない状態です)
確実にもうかる投資はないのです。
(国債などの低利回りを除きます)
積み立て貯金からまずは始めましょう
そこで、おすすめなのは、お金の知識教育(金育)ですが、
並行して積み立て貯金をしておきましょう。
10年後・20年後などに、
投資をしたいときに、
まとまったお金がないと、ちょっと困る事態が想定されるからです。
50代からも積み立て投資は有効ですが、
できればまとまった資金もある方が、
- 積み立て投資
- まとまったお金での投資
と、二つのエンジンで資産形成ができるからです。
高齢の時に、
選択肢が積み立て投資だけでは、
少々不利なのですね。
積み立て投資なら、確実に貯まる
積み立て投資をするときは、
銀行などで手続きをしましょう。
(銀行では正確には預金。郵便局では貯金ですが、貯金でまとめて表記します)
面倒な対面形式の方が、
解約をしにくいので、長く続けやすいです。
また、毎月の積立貯金額は、
多すぎず少なすぎず、な額にしましょう。
もちろんボーナスがある方は、
ボーナス月も積み立て貯金をしましょう。
理想を言いますと、30代までには
(投資をしていないのなら)
貯金を1000万円以上はしておきたいところです。
25歳までに投資を始めましょう
そして、できれば25歳までに
正しい金融リテラシーを身に着け、
合理的な長期・分散投資をスタートさせていただきたいと思います。
これからの時代、
(特に若い人は)
自分の老後の資金は、自分で用意(資産形成)しないといけないのです。
いまは、あまりそういう必要性を感じないと思いますが、
今の20代がシニアになる、40年後の
2060年ごろには必要性を強く感じるでしょう。
その時から動き出しては、無意味ではありませんが、
やはり、少々もったいないのです。
投資では時間も大事なのです。
まとめ
何も分からない新社会人の方は、
投機をせずに、
毎月コツコツと、まずは積み立て貯金から始めましょう。
そして、合理的な金融リテラシーをまずは身に着け、
それから投資を始めることがよろしいかと存じます。
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これからも金融リテラシーの普及・向上に努めてまいります。
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一つ一つ、お一人お一人の疑問やお悩みにお答えできるように努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。