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資産形成では投資信託よりも安全な元本確保型が相変わらず人気?
個人の資産形成のための制度「企業型確定拠出年金」、通称DCにおいて、次のような状況になっています。
運営管理機関連絡協議会によると
- 定期預金の比率・・・34.7%
- 投資信託の比率・・・48.2%
上記のようになっています。
資産形成では安全な元本確保型よりも、リスクのある投資信託が重要ということが広まりつつあるのでは?
いまだに資産形成において、定期預金を重視する考え方が根強いことがうかがえます。
一方で、投資信託の比率が徐々に上昇しており、金融リテラシーの向上も感じられます。
資産形成においては、安全性よりも、リスクを取る投資信託の方が合理的なことが理解されているのかもしれません。
企業型確定拠出年金では、投資信託ではなく、安全性の高い元本確保型が初期設定の企業が依然として7割に上る
ただ、現在でも企業型確定拠出年金の運用商品の初期設定が安全な元本確保型の定期預金になっている企業が全体の7割にも上るようです。
筆者は正直な感想として、「金融リテラシーが企業の担当者に足らないのではないか」と感じます。
企業型確定拠出年金では、加入者も多く、多くの日本国民の老後のための資産形成の一翼を担っています。
ところが、そこに安全な元本確保型を初期設定にしてしまうと、困ることが予想されます。
初心者の方は「良く分からないから怖い。だから安全な元本確保型を選んでしまう」
老後の資産形成のためには、安全な元本確保型だけを選択していては、かえって不利になる可能性があります。
ただ、企業型確定拠出年金でも個人型確定拠出年金(iDeCo)でも、運用商品の選択は個人の金融リテラシーにゆだねられています。
資産形成が怖い、良く分からない方は、まずは合理的な金融リテラシーを学ばれてみてはいかがでしょうか。
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