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外貨建て保険には苦情が多い?
※金融教育研究所では、金融・保険商品の販売・勧誘・斡旋をしていません。
先日、新聞報道で、外貨建て保険に対する苦情が多い、という記事が載っていました。
外貨建て保険とは、文字通り、外国の通貨で運用される保険です。
外貨建て保険の苦情は2017年より増加
報道によりますと、2018年度の銀行窓口での販売による、苦情件数は2543件に上りました。
前年比3割増加です。
これが多いのか少ないのかは、サンプルとなるデータが少ないので一概には判断できません。
説明不十分が外貨建て保険に多い苦情
苦情の大半は「説明不十分」ということのようです。
これはおそらく、売る方もよくわかっていない、あるいはノルマがあるので、デメリットを言いたくても言えないのかもしれません。
そこで生命保険協会は、外貨誰保険の販売について、新たな資格制度を検討しています。
外貨建て保険では、元本割れをしない? する?
外貨建て保険は、時々誤解されますが、元本割れをしないわけではありません。
元本割れをする可能性のある、金融・保険商品です。
為替の動向により、損をすることがあります。
もちろん、為替の動向次第で、大きく得をすることもあります。
そして、為替の動向は、現時点では誰にも分かりません。
つまり、損失になるか、利得になるかがわかりません。
iDeCoやつみたてニーサでは、外貨建て保険は買えない
ところで、iDeCoとつみたてニーサと呼ばれる新しい資産形成の制度では、外貨建て保険は買えません。
なぜでしょうか?
それは外貨建て保険は個人の資産形成に不利だからだと筆者は考えています。
つまり、効率が悪い。
そもそも、外貨建て保険は投資ではなく、投機の性質になってしまいます。
保険を検討するなら、共済などと比較する。外貨建ては除外する
筆者は保険に対してあまり良い印象を持っていません。
それは日本人なら大抵、健康保険・国民健康保険のどちらかにすでに入っているからです。
そしてかなりの金額を毎月支払っています。
また、保険は一般的に保険会社の取り分が多いので、個人にとっては不利になることがあります。
各種共済などと比較をすると、より選択肢が広がるのではないでしょうか。
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