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利回りが魅力の不動産投資で初心者が知っておきたいこと
金融教育研究所では、金融リテラシーの普及・啓もう活動を行っています。
本記事は特定の不動産投資を推奨するものではありません。
お金の知識教育の一環として記すものです。
投資というと
- 株式投資
- 債券投資
が一般的ですが、
もう一つ日本人に人気の投資があります。
それが不動産投資ですね。
本日は、不動産投資において知っておきたい5つのポイントを紹介してみたいと思います。
①新築と中古では、どっちが良いの?
一説には、新築と中古では、利益率に3倍の差があると言われています。
これは、どういうことかと言いますと、
- 新築の方が売り手には得
- 中古の方が買い手には得
ということです。
どういうことかと言いますと、新築物件では
売却価格の10%程度が売り手の収入になることがあります。
一方で、中古物件の場合は、
売り手の手数料(収入)は成約価格×3%+6万円
というのが上限として決められています。
ザックリと見ても、
新築10%>中古3%
となりますので、買い手としては、
中古の方がお得になりやすいワケですね。
もちろん、これだけで新築よりも中古が良い、とは
言えませんが、言っておきたいポイントです。
②日本人には新築信仰がある?
ちなみに、日本には、新築信仰があります。
これは、中古住宅よりも新築住宅をありがたがるというスタイルです。
従来は、木造住宅が多かったので、高温多湿・地震の多い国では、
新築の方が喜ばれたのではないでしょうか。
しかし、世界では新築よりも中古住宅の方が家の流通シェアは多いのです。
- 米国8割
- 英国9割
- 仏国7割
- 日本2割
ざっくり、このくらいが中古住宅の流通シェアのようです。
日本が、新築信仰と呼ばれるのもうなずけます。
③住宅は生ものだから、価値が減る?
外国では、なぜ上記のように、
中古住宅がそんなに流通しているのでしょうか?
一つの意見として、日本では住宅を
- 消耗品
として見る傾向があるからではないでしょうか。
つまり、日本では、毎年住宅の価値が減っていく、
だから、不動産を所有しても、価値が減るので、
いまひとつわりに合わない感じがある。
結果として、中古住宅が売れない、というところでしょうか。
その一方で海外では、
キチンと手入れをしていれば、中古であっても
新築よりも高い値が付くことがあります。
根本から考え方が違うのかもしれませんね。
まとめ
本記事は、不動産投資を推奨する意図はありませんが、
上記の内容をまとめますと、
日本では、中古不動産が外国と比較すると、割安で流通している(買い手が少ないから)
ただし、それを外国のように高値で買ってくれる文化がない、
というところでしょうか。
チャンスでもあり、そうでもないような、ところもあります。
どのような投資であれ、専門的な知識がやはり必要だと思います。