高配当の株式や分配金の多い投資信託って魅力的ですよね。
もう一つ付け加えるのなら、株主優待も当てはまりそうです。
ですが、個人的にはおすすめできません。
なぜ?
そもそも、どうして、わざわざ無配当の株式や無分配の投資信託と、そうではない、ものがあるのでしょうか?
高配当や分配金の多い株式や投資信託が人気なら、すべてそうすればいいではないでしょうか?
ここに一つの答えがありそうです。
一般的に、高配当の株式や分配金の多い投資信託の組み入れ銘柄は、『あまり成長が見込めない』と考えられています。
ですが、それでは株式会社や投資信託のマネージャーは困りますよね。
なぜ?
多くの人が買ってくれないと、資金があまり集まらず困るからです。
じゃあ、売れない不人気の商品を売るにはどうしたらいいでしょうか。
答えは『おまけをつける』です。
そうすると、不人気商品でも、ある程度売れることが見込まれます。
ただ、長期的に見ると、やはり『人気商品(成長が見込まれる)であろう配当のない株式や分配金のない投資信託』の方が、成長が見込めると思います。
目先の小さな利益か、将来的に大きく見込めそうな利益か、どちらがいいでしょうか。
行動経済学的には、人には時間割引率がある、つまり『せっかち』なので、目先の小さな利益を、ついつい追い求めがち、という考え方があります。
その一方で、虎視眈々と将来の大きな利益を期待する群がいるわけです円。
あなたは、どちら?