腕時計は資産運用になるか?

こんにちは。

腕時計が趣味の佐々木裕平です。

腕時計をしていると、気持ちがシャンとして、仕事のやる気も出るし、日常生活にもハリが出るので、大好きです。

(※上記は誰にでも起こる現象ではなく、腕時計が好きで、お気に入りの腕時計をしている人にのみ発生する不思議な現象です)

 

そんな腕時計好きなのですが、気が付けば、一時期は8本ほど腕時計を所有していました。

こうなると、とても大変です。

というのも、着けられるのは一本なので、常につけられない腕時計が出てしまい、「つけられない」というストレスが溜まります。

また、自然と特に気に入っている腕時計ばかりをつけてしまうので、さらに「つけられない」というストレスのジレンマに陥ります。

「一本しかつけられないのだから、腕時計は少ない方がベターだ」

という当たり前のことに気が付くまでに、6年ほどかかりました(笑)。

現在は、二本の腕時計だけ所持し、毎日どちらかを着用しています。

さて、そんな腕時計ですが、中には資産運用の一環として所有する人もいるみたいです。

 

Contents

腕時計は投資にはならないが、資産運用の一環にはなる?

結論を先に言いますと、腕時計は投資にはならないが、資産運用の一環にはなると思います。

そもそも投資というのは、

  • 生産に参加している資産(株式など)
  • リスクによってリターンが補償される
  • 数学的な期待リターンがプラス寄りにある

などの条件が必要なものではないかと考えています。

ただ、ブランドの種類や、モデルによっては、希少性があり、新品のものよりも中古の方が、価格が上昇することがあり、資産運用という大きな枠組みでとらえた場合には、確かにその一環にはなろうかと思います。

腕時計は将来の需要によって価値が決まるので、投機の性質になる

一方で腕時計は、モノです。

  • 積極的に生産に参加している資産ではない
  • リターンは、その時の需要による
  • 数学的な期待リターンがプラスにならない可能性がある

というものではないかと思います。

特に価格が株式投資などとは大きく異なります。

腕時計の場合の価格は

  • 欲しい人が多ければ、価格が上がる
  • 欲しい人が少なければ、価格が下がる

というシンプルな図式です。

株式のように、将来の資産価格からリスク分を割り引いた価格が現在の理論価格、という形ではないのではないでしょうか。

 

腕時計の本質は、株式ではなく、チューリップの球根と同じかもしれない

かつて、オランダ(でしたっけ?)でチューリップバブルというのが起きました。

チューリップが欲しい人があふれかえり、一個の球根が一戸建てと同じような価格で売買されたこともあったようです。

チューリップバブルと呼ばれます。

しかし、チューリップは生産に参加せず、価格も需要によってのみ決まります。

やがてバブルははじけてしまいました。

いまから見れば「当たり前じゃないか(笑)」となるところです。

ただ、数百年後の人から見ると、いまの腕時計・金・プラチナ・石油などのモノでの資産運用も「当たり前じゃないか(笑)」になるのかもしれません。

腕時計はリスクを背負ってもリターンが補償されない

株式投資の場合、理論上は、リスクの分だけリターンが補償されると考えられます。

この補償とは、補う、償われる、という意味です。

しかし、腕時計はリスクを背負ってもリターンが補償されません。

チューリップよろしく、需要次第なのですね。

 

同じ時間、お金を別の形に変えるのなら、効率が良いことが重要では

腕時計・仮想通貨、どれでも資産運用の一環にはなるとは思いますが、問題は効率ではないでしょうか。

同じ数十年間、使わないお金を置いておくなら、効率よく増やせる場所に「投資対象に」回すことが重要ではないでしょうか。

多くの人の場合、それはiDeCoつみたてNISAが入口になると思います。

すべての国民が20歳から、半強制的にiDeCoやつみたてNISAを始めれば、四十年後の日本の姿は、きっと少し明るいと思います。

まあ、それは今すぐには無理だと思いますが。

筆者の考える、資産運用に向いている腕時計は機械式腕時計

とはいえ、誰しも自分の持っている腕時計が最終的に手放すときに、買値より高く、あるいは割と高い価格で売れればうれしいものです。

ここで筆者の考える、資産運用に向いているかもしれない腕時計のポイントを上げてみたいと思います。

  • 機械式である(ゼンマイ式)
  • ブランド性が高い
  • 希少性が高い(あまり数が多くない)
  • 人気がある

こんなところでしょうか。

 

投資にならなくても、腕時計は楽しい

とまあ、いろいろと考えてみましたが、腕時計はやはり趣味的要素の高いものだと思います。

時間を知るなら、スマホで十分です。

また、高価な機械式時計でもやはり毎日、時間がずれます。

およそ、現代にはふさわしくない道具といえます。

 

ただ、男性の唯一許されているアクセサリーでもあります。

そして不思議な力が腕時計にはあるのです。

もちろん腕時計が好きな人ほど、不思議な力の「効用」は大きくなるのですが。

それでは皆様、素敵な資産運用ライフを・・・じゃなかった、腕時計ライフを!

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