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海外銀行に口座開設をすれば、税制面でお得になる? ならない?
本日は、海外の銀行にお金を預けたらどうなるのか? を見てみましょう。
本記事は海外銀行口座の開設を推奨するものではありません。
個人でも海外の銀行にお金を預けられる?
結論から言えば、個人でも海外の金融機関に自由に
預金口座を開設できます。(外国為替及び外国貿易法)
海外銀行口座開設のメリットは?
メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
(同時にデメリットにもなり得ます)
- 日本国内の金利よりも高金利の場合がある
- 米国では預金利息に対する源泉徴収がない
- 英国では非居住者の預金は利息に対して課税されない
- 為替が円安になると、為替差益が生じることがある
海外銀行口座のデメリットは? 非課税でお得なの?
上記のメリットだけ見ると、
「お得」な気がしますが、やはりデメリットがあります。
- 預金残高が一定額未満だと、口座維持手数料がかかることがある
- 日本国内の預金保険制度の対象外になるので、海外銀行が倒産すると、お金が帰って来ない可能性がある
- 海外で利子所得が非課税でも、日本の税務署に総合課税として申告する必要がある
- 口座開設に必要な書類や支持を外国語で行う必要に駆られることが多い
結局、課税はされるのですね。
その他にも、様々な課税逃れを防止するルールがあります。
まとめ 預金は何のため?
預金は、日本国内の一般的な銀行なら、預金保険制度の対象です。つまり、元本1000万円とその利息までなら、保証されています。
元本保証なのですね。
一方で、海外銀行に口座を開設した場合、元本保証ではありません。
為替の影響により、元本が損なわれる可能性があります。
その性格をしっかりと理解したうえで、お金をどこに向けるか(働かせにいくか)を
しっかりと自分で判断したいところです。