投資・資産運用というものは、どこまでいっても不確実性が残るものです。
それは多くの人が恐れるところです。
その中でも最も多くの人が恐れているのは、暴落というものではないでしょうか。
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投資でいう暴落とは何か?
この暴落というのは、いわゆる金融危機などと呼ばれるものです。
記憶に新しいのが2020年3月のコロナショックです。
投資信託などで株式に投資をしていた人の多くが、一月で30%程度の下落を体験しました。
もしそこで慌てて売ってしまえば、30%資産が(高値の時より)減ってしまうことになります。
暴落はほぼ確実に起こる
このように暴落というのは、非常に怖いものです。
できれば人生において暴落には遭遇したくなものです。
ところが残念ながら長期分散投資をしていれば、というか長期で投資をしていれば、ほぼ確実に暴落には遭遇します。
投資の世界では「予言」は当たりませんし、予言者がいない、未来のことはわからない、株価はランダム・ウォーカーだ、ということがほぼ確実だと言われています。
その一方で「いつかはわからないけれど」暴落はほぼ確実に起こる、と予言することができます。
しかも長い人生の中では、一度や二度ならず、もしかすると長生きの人によっては、十回くらい遭遇するかもしれません。
ちなみに筆者は現在41歳ですが、投資を本格的に始めてからの短い時間でも、2008年の世界同時金融危機(リーマンショック)・2011年ギリシャショック・東日本大震災・2020年のコロナショックと、すでに3回経験済みです。
仮に80歳まで資産運用を続けた場合、あと10回程度は遭遇するかもしれません。
安全なイメージのインデックス投資でも暴落は起こる
インデックス投資というものがあります。
市場の平均と連動する投資スタイルです。
このインデックス投資のメリットの一つは、分散投資によりリスクを下げることができる、という点です。
つまり、暴落時に損・目減りする金額が少なく済みます。
とはいえ、株式の場合は、やはりコロナショックで30%、リーマンショックで50%と少ない状態でも大きく下落します。
まさに暴落です。
ちなみに分散投資をしていないと、極端な例では個別株式だけですと、企業が倒産して、投資した金額がほぼゼロになることがあります。
暴落待ちをするのは正しいのか?
一方で暴落はチャンスでもあります。
なぜでしょうか?
それは安く買うチャンスだからです。
では、暴落まで待てばよいのでしょうか?
さっさと一括投資をした方がお金が増えるというのは本当か
答えは一概には言えません。
もちろん理論上は暴落まで待って(暴落待ち)、買えば安く大量に買えます。
つまり、儲かる。
ところがいつ暴落が起こるのかわかりません。
場合によっては、さっさと一括投資をしていた方が、値上がり益を享受でき、資産が早く大きくなることも考えられます。
積立・一括・スポット、どの投資がベストな結果になるのかは、現状ではわからないのです。
あくまでも、未来になった時に過去を振り返り「あの時、暴落待ちをしていればよかった」とわかるようなところではないでしょうか。
長期の積立投資なら暴落は怖くないのか
一方で主に心理的に暴落に強いのが、積立投資です。
タイミングが読めないので、積立がベストかどうかは、やっぱりわかりませんが。
ただ、積立投資をしていれば、暴落時でも「安く変えてラッキー」と思いやすくなります。
もちろん投資初心者の方にとっては「どこまで下がるねん!」とハラハラして安値で売って損をするかもしれませんが。
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