2018年のテーマ投資【カジノ・自動運転】は初心者におすすめ? 

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テーマ投資で、追加的なリターンが得られる? 得られない?

初心者向けの投資の一つとして、テーマ投資というものが挙げられることがあります。

これは、旬のテーマに関連する複数の株式に少額から投資できる、

というサービスを指すことがあります。

ですが、本当に初心者向けなのかどうか、考えてみましょう。

テーマ型投資とは?

まず、テーマ型投資とはどのようなものでしょうか?

これは、現時点での注目されているジャンルなどに投資をするものです。

例えば、

  • 自動運転の自動車
  • カジノ
  • 仮想現実(VR)
  • ドローン
  • 空飛ぶ自動車

などですね。

話題なのだから、

これから株価も上がるだろう(上がる気がする)、

という思いが入っているのかもしれません。

旬のテーマは、裏返せば、一過性?

ただ、ブームはいずれ去ります

何事もそうですが、栄華盛衰です。

いまが良い、ということは、

裏返せば、これから悪くなるかもしれない、

という一面を併せ持っています。

昔の旬は、どうなったか?

  • 百貨店
  • 鉄道
  • 映画会社

仮に、上記3つのテーマ型投資があったとします。

あなたは、買うでしょうか?

上記3つは、今が旬、とは言えないかもしれません。

ですが、昔は旬でした。

上記のジャンルの会社がプロ野球のチーム名を冠していたこともあります。

その時、まさに旬のテーマ型だったわけですね。

でも、もしもその株を旬の真っただ中に高値で買っていたら?

人気があるからこそ、追加的なリターンが得られない?

また、人気があるジャンルのテーマ型というのは、

みんな知っています。

ということは、みんなが旬のテーマから得られるであろう追加的なリターン

欲しいから、みんなが買います。

すると、すでに現在の株価はそれを織り込んだ、

高い水準にある、と考えることもできます。

つまり、人気のテーマ型だからこそ、

追加的なリターンが期待できない のですね。

反対にいうと、いまは旬ではないけれども、

これからテーマ型になるだろう、というものは、

事前に買っておけば追加的なリターンが期待できるかもしれない、ということですね。

ただ、それが何かは事前に分かりませんし、

普通の人に分かるようであれば、それは誰にでも分かり、やはり織り込んだ価格になり、

追加的なリターンが得られない、というジレンマになりますが。

まとめ

このように、テーマ投資は、必ずしも投資の初心者向けとは言えない一面があります。

(別の見方をすれば、良く分かっていない初心者に売りやすいサービス(売り手にとっての初心者向け)と

見えなくもありませんが)

投資を考える時は、常に相手や商品を疑ってかかるクセを付けるようにしてみるのが

良いかもしれません。

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