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中立・公正な立場から情報を発信します。
※この記事は執筆からだいぶ時間がたったので、2021年3月9日追記しました。
こんにちは
広島の独立系ファイナンシャルプランナー佐々木裕平です。
本日は、独立系FP事務所に関する
メリット・注意点について
見てみようと思います。
ちなみにFPとは、ファイナンシャルプランナーなどと呼ばれます。
国家資格の場合は、「FP(ファイナンシャルプランニング)技能士」と呼びます。(ちなみに筆者はその国家資格の1級FP技能士の資格を有していますが、個人的な意見としては、資格がある・なしよりも、いかに勉強をしっかりしているかどうかが本当に重要だと思います。国家資格がなくとも、しっかりとした知識を有している民間・個人の方もいらっしゃいますし、反対もまたしかり、だと思います。)
賢い消費者になるために
お金の本でのベストセラー作家に山崎元先生という方がおられます。
筆者は山崎元先生の書籍が大好きです。
歯に衣着せぬ物言いや、経済学や行動経済学・金融工学の各種理論に基づいた、理論的な解説が大好きです。
その著書の一冊(参考文献:資産運用実践講座(P210) 山崎元先生)に独立系FP事務所のファイナンシャルプランナーに関する
以下のような記述がございますので、
引用させていただきます。
顧客は上記のような金融機関に所属するアドバイザーを、
多くの場合、無料で利用することができますが、
経済的な利害として、
彼らは先に述べたような問題をもっていることは確かなので、
こうしたサービスの利用については十分な注意を払う必要があります。
例えば必要以上に自分の家計の情報を
明かしてはいけないでしょうし、
彼らが特定の商品を勧めた場合には、
彼らの利害について、想像力を巡らせることが重要です。
ザックリ要約しますと、
無料での相談には注意しましょう、ということですね。
まあ、そうですね。
相手がボランティア団体やボランティア活動でない場合、必ず「狙い」があります。
その「狙い」とは、売り上げですね。
金融機関の場合は、個人投資家から得られる「売買手数料や管理手数料」がおもな売り上げです。
ただ、これは金融機関が悪いのではありません。どの商売でも「売り上げ」を上げるために、違法でなければ、あの手この手を使うことは、まっとうなことです。
お土産売り場などではよく、「試食」をやってますね。あれも無料ですけど、ボランティア活動ではなく、「本体を売って、売り上げを上げたい」というのが、「狙い」ですね。
独立系FP事務所の使い方
独立系FP事務所はどのように使うべきでしょうか。
顧客自身が十分な金融知識を持つことが、
必ずしも簡単ではない場合には、
商品の販売にかかわる利害を持たない、
例えば独立した事務所を構える
ファイナンシャル・プランナーのような
客観的な専門家のアドバイスを求めるのは
良い方法の一つでしょうし、本来、FPは、
こうしたニーズにこたえるためにこそ
存在するともいえるでしょう。
まさに、おっしゃる通りだと思います、
独立系FP事務所に対する注意点
もちろん、独立系FP事務所にも注意点があります。
ただし、一見、独立し、
客観的なアドバイザーのようであっても、
保険の代理店を行っていたり、証券仲介業を営んでいたり、
(仲介した商品に関して、手数料の半分程度を
契約証券会社から受け取ることが一般的です)
あるいは特定の金融機関と深い関係にある場合もあるので、
アドバイザーの実質的な独立性には、
顧客の側で注意が必要です。
これは初心者の方にはわかりにくいところです。
しかし、個人投資家にとっては、「各種手数料や、手数料の高い売り手に有利な金融商品(個人投資家にとっては不利)」というのは、困りものです。
なぜなら手数料がかかるほどに、個人投資家の利益が押し下げられてしまうからです。
利用者サイドで気を付けないといけないということでしょうか。
独立系FP事務所を利用する価値はあるのでしょうか?
さて、そんな独立系FP事務所を利用する価値はあるのでしょうか?
完全に客観的な立場から
アドバイスができるアドバイザーは、
安全の上でも
全体で見たコストの上でも、
アドバイスに対する対価の価値は
十分にあるはずだということは、
大いに強調してもいいと思われます。
参考文献:資産運用実践講座(P210) 山崎元先生
ということのようです。
アメリカやイギリスなどの金融先進国では、何も売らないFP事務所というのが、徐々に増えているようです。
ただその重要性は多くの日本の方には理解されないかもしれません。
資産運用や資産形成の方法が分からない
手前みそモリモリですが、金融教育研究所は金融リテラシーの
普及啓もう活動を行っています。
書籍や各種講演活動などを通じて、未経験者・初心者の方にも分かりやすく、
丁寧に解説いたします。
また、これまでにも
多くの未経験者・初心者の方にご利用いただいております。
金融リテラシーとは
金融リテラシーとは、
お金のことを理解する力のようなものです。
※本来のリテラシーは識字(文字を理解する力)
国語や算数のように、
資産形成・運用を学ぶことは重要です。
けれども、残念ながら、
義務教育では税金のお話くらいで終わりますので、
多くの社会人が合理的なお金の知識を持っていないのが現状です。
そのため、金融教育研究所では
金融リテラシーの普及・啓もう活動を行っています。
完全な独立系FP事務所の特徴
金融教育研究所は、完全な独立系FP事務所であるように努めています。
以下のことはしていません。
- 金融商品の販売・勧誘・斡旋
- 保険商品の販売・勧誘・斡旋
- 仲介手数料を得ること
- 特定の金融機関との深い関係
- 無料での資産運用の相談・提案
常に、個人投資家の利益の最優先を目指しています。
中立・公正な立場から情報を発信します。
ボランティア活動としての「お金の学校」
2021年3月時点では、金融教育研究所のボランティア活動(社会貢献活動)として、「お金の学校」を行っています。
金融リテラシーの普及啓もう活動が本旨(狙い)です。
金融・保険商品の販売・勧誘・斡旋はしていません。
2021年3月時点では、コロナウィルス感染症対策の観点から、三カ月に一度程度、席数を会場定員の半数に絞って、広い会場で少人数で開催しています。
ボランティア活動ですので、参加は無料です。
世の中に、「こんなお金の学校あったら、楽しいよね」という思いで企画・運営しています。
いつでも、どこでも、だれでも、無料で、動画で学べる【お金の学校】のお知らせ
2021年8月時点では、コロナウィルス感染症防止の観点から、対面でのお金の学校は行っていません。
今後は、金融教育研究所の【お金の学校】をYouTubeにて継続的にアップしていきます。
ブログ記事よりも、よりわかりやすく、学びやすくなっています。
よろしければ、ご覧ください。
また、チャンネル登録や「いいね」をしていただきますと、とてもうれしいです!
どうぞよろしくお願いいたします。
↓金融教育研究所 YouTubeチャンネル ここから見られます↓
◆お礼とお知らせ
2018年3月25日に
- 拙著 入門お金持ち生活のつくり方(こう書房)
の電子書籍版が、
Amazonさんの電子書籍ランキングで(まさかの)
- 1位 kindle(全体の)ランキング
- 1位 人生論・教訓部門
- 1位 自己啓発部門
- 1位 倫理学・道徳部門
- 1位 人文・思想部門
- 1位 趣味・実用部門
となりました。
関係者・読者の皆様に、厚く御礼申し上げます。
今後も、微力ではありますが、
金融リテラシーの普及・啓もうに努めてまいります。
※現在、求人は行っていません。