いまさら聞けない!複利の効果とは|わかりやすい2つの比較例

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複利効果とは雪だるま式にお金が増えること

こんにちは。

金融教育研究所の佐々木裕平です。

なかなかコロナウイルスの影響が収まりません。

自粛生活にも疲れが出てきましたが、ここが正念場なのかもしれません。

さて、今回は複利効果についてです。

複利効果とは、利子などの増えたお金にさらにお金が増えていく現象を指します。

例えば100万円のお金に年率の金利5%でお金が増えるとします。

この場合、一年後には105万円にお金が増えています。

では二年後は? 

合計110万円?

いいえ、110.3万円です。

少しだけお金が増えました。

こんな風に、雪だるま式にお金が増えることを複利効果といいます。

アインシュタインいわく人類最大の発明?

この複利効果、アインシュタインいわく人類最大の発明、とも言われています。

別の人が言った言葉じゃないかという説もありますが、そこはまあ、置いときます。

でも、どうして人類最大の発明なのでしょうか?

確かに先ほどの例では、ほんの少しだけしかお金が増えていませんでした。

でも、もっと長期で見るとどうでしょうか。

  • 1年後 105万円
  • 2年後 110.3万円
  • それからずうっと・・・・・・・・・・・・ほったらかしにします
  • 30年後 432.2万円

あら不思議、4倍超になりました。

これが複利効果の力なのですね。

複利効果は長期で本当の力を発揮します。

金融教育においても、複利効果を知っているか、理解しているか、というのがとても重要です。

それは資産形成において、重要な考え方だからです。

複利効果の一例1:現在の預貯金の場合何年でお金が二倍になる?

例えば預貯金の金利が0.01%の現在の場合、この複利効果でお金を二倍にするのに何年かかるでしょうか。

正解は7200年かかります。

人類最大の発明かどうかはおいといて、これでは預貯金だけでは資産形成に向いていません。

複利効果の一例2:複利効果は積み立て投資でも起こる

そこで、金融庁のつみたてニーサや厚生労働省のiDeCoで積み立て投資をします。

毎月5万円を、平均利回り6%で、ほったらかし積み立て投資にします。

そうすると、30年後には4872万円の資産ができています。

自分が出した正味の金額は?

1800万円です。

従来の預貯金だけでは、老後の資産形成が不十分になる可能性がある少子高齢化の進む現代では、資産運用の知識が大事だと思います。

それではまた。

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