米国株式への一国集中は危険かもしれません。【佐々木裕平の投資アドバイス】全世界への分散が合理的

flag of america

米国株式への人気が根強いです。

ここ十数年くらいで見ると、大変に調子が良いのがその理由だと思います。

また、書籍などでも、米国株式を強く推しているものを見かけます。

NISAやiDeCoでも、投資信託で気軽に購入できます。

もちろん、悪いことではありません。

世界一の国の主要な株式に多く分散投資できるのですから。

ただ、国の分散という観点から見た場合、分散が不十分になってしまいます。

過去を振り返ると、1929年から1954年までの、25年間にわたり、株価が低迷する、という時期がありました。

これは何を意味するのでしょうか?

それは、どこの国であっても、一国に集中投資をしていては、長期間、低迷する可能性がある、ということです。

ちなみに、日本も1990年から2023年ごろまで、じつに23年間も株価が低迷していました。

このような事態を防ぐには、何が重要でしょうか?

それは『国の分散』に他なりません。

どこまで分散すべきでしょうか?

最大まで、です。

一番手っ取り早い方法は?

それは、全世界株式インデックス型投資信託を購入することです。

もちろん、この中の半分程度は、現在のところ、米国株式です。

ちなみに、30数年前には全世界株式インデックス型投資信託というものが存在していなかったと思いますが、

その時点では、全世界の株式時価総額の半分以上は日本株式だったそうです。

どの時代にも対応できる仕組みとしては、やはり全世界への分散が重要だと痛感させられます。

Visited 16 times, 1 visit(s) today

関連記事

  1. 原稿の持ち込み先は、どこがいい?

  2. man in white dress shirt wearing black framed eyeglasses

    資産運用基本戦略【後編】【初心者・中級者向け】お金の勉強「基…

  3. Amazonの☆が1,000件を超えた?:一言ブログ:202…

  4. woman walking down swirling staircase

    とても難しい課題:お金の減らし方【積み立て投資で数十年後にお…

  5. 2023年もありがとうございました。来年で12年目。変化しな…

  6. 2023年度スタート! 今年から、金融教育の方法を大きく変化…

よく読まれている記事

ポートフォリオのつくり方
NISAやiDeCoにお金を回すより、住宅ローンや奨学金を先に返した方が良い?悪い?
おまけ:誰ツヨDojoyの菊野克紀先生と
新NISAどの投資信託がおススメ?経済学上は【全世界株式インデックス型投資信託】【投資信託の銘柄選び方】
つみたて投資の終わり方
ファンドラップが不要な理由
学資保険とNISAどっちがいい?
期待リターンが面白い!
最近の記事 ランダム記事
  1. brown and white concrete house
  2. a close up of a human brain on a black background
  3. 金融教育研究所・佐々木裕平・金融リテラシー・金融経済教育・講演・セミナー・原稿依頼
  4. 金融教育研究所・佐々木裕平・金融リテラシー・金融経済教育・講演・セミナー・原稿依頼
  5. buildings with glass windows
  6. red apple fruit
  7. 佐々木裕平 金融教育研究所 講演の様子
  8. close up photo of monitor
  9. beige wooden bar stool
  10. low angle photography of man jumping
  1. ドルコスト平均法は初心者にお勧め
  2. person in black pants and black shoes sitting on brown wooden chair
  3. 家族とお金
  4. multiethnic irritated women having fight
  5. woman holding a black tablet computer
アーカイブ
最近の投稿
PAGE TOP