投資信託とは?【分かりやすく】

投資信託とはどんなもの?よくある質問まとめ②22~40

投資信託のコストと実質的な利回り

初めてでも良くわかる投資信託の基礎

投資信託って良く聞くけれど、内容がイマイチ分からない、そんなあなたの疑問にスッキリお答えします。

※よくある質問まとめその①はこちらからどうぞ ←より基本的な疑問にお答えしています。

 

22・基準価額ってなんのこと?

基準価額と言うのは、投資信託の値段のことです

投資信託は、基本的に一日に一回更新されます。

株やETF(上場している投資信託)はリアルタイムでお値段が変わりますが、投資信託は一日ごとに変わるわけですね。

そのため、指値注文(〇〇円で買いたい!)ということができません。

注文を出してから、後日、正確な値段が分かる・・・という仕組みです。

投資信託の仕組み

23・どうして投資信託の値段は変わるの?

それは、投資信託の中身の金融商品のお値段が変わるからです

おさらいですが、投資信託とは、複数の金融商品が入ったパッケージ(袋詰め)のような商品です。

話を分かりやすくするために「株式が10個入った投資信託A」があるとします。

少々乱暴に解説します。

投資信託Aの中身の株式10個が全部値上がりすれば、投資信託Aの値段(基準価額)も上昇します。

反対に、全部が値下がりすれば、投資信託Aの値段も下落します。

このように、その投資信託に組み込まれている金融商品の値動きによって、投資信託の値段は変わります。

また、その金融商品の値動きも、為替や政治リスク・景気などの影響を受けます。

ただ、複数の金融商品が入っているがゆえに、値動きは単品の株式などよりもマイルドになるワケです。

 

 

24・おすすめの投資信託を教えて!

お勧めはシンプルな内容の投資信託です。

先ほど見たように、投資信託の値動き内包されている金融商品や為替などの値動きによって決まります。

いそのため、投資信託を選ぶ際は、中身がシンプルな方が値動きを読みやすいです

バランス型などはかえってむつかしくなる傾向になります。

投資信託でよくある誤解が、

「いつ買っても利益が出る」とか

「コツコツ毎月買っていけば利益が出る」

というものです。結論から言いますと、いつ買っても利益が出る投資信託はない、と考えてください。

投資信託は元本の保証されていない金融商品です。

損をすることがあります。

そのため、安い時に買って、高い時に売る・持ち続ける、という基本がやはり大事です。

そのためには、値動きの読みやすさ=中身がシンプルな投資信託が重要なのです。

シンプルな投資信託を選ぼう

 

25・世界に投資できる投資信託もあるの?

あります。

じつに多彩な品ぞろえがあります。

世界に分散投資をするのも、投資信託なら簡単にできます。

そして、成長を続ける世界全体に投資をすれば、資産は大きくなる・・・と言いたいところですが、注意点があります。

世界に投資をすると、値動きが激しい国・地域もあることにご注意ください。

 

世界に分散投資をすれば安全

 

26・海外の投資信託はいつ買うのがいいの?

海外の投資信託・海外の資産がメインの投資信託は、為替の影響も大きく受けます。

極端な話、買った時よりも大きく円高になると損をしやすくなります。

世界に投資をすれば必ず儲かるということはありませんのでご注意ください。

国内の株式と同様にむつかしいか、それ以上のむつかしさになることもあるでしょう。

個人的な意見を言うと、世界的に景気が低迷している時(リーマンショックなどの大きな金融危機)がお買い得といえます。

大きく円高になっている時もチャンスと言えるでしょう。

反対に、世界的に株高が続いていたり、大きく円安になっている時は避けた方が無難です。(※このような時に、コツコツとドルコスト平均法で買い続けると損失が広がったり、利益を押し下げる行為になりますので、ご注意ください)

 

27・投資信託ってコストがかかるの?

はい、購入時・保有時・売却時にかかります。

購入時と売却時は、商品によっては無料のものもあります。

注意すべきは保有時にかかるコスト=信託報酬です。

※投資信託は金融商品の中でもコストが高いです! ご注意ください。

投資信託はコストが高い

28・コスト=信託報酬が高い方が運用成績はいいの?

結論から言いますと、運用成績とコストは無関係です。

先ほども見たように、投資信託とは複数の金融商品の組み合わせであり、値動きはその内包されている株などの値動きによって変わります。

そして、株価などは景気によって左右されます。

つまり、信託報酬が高かろうと低かろうと、ファンドマネジャーが有能だろうと、内包されている金融商品の価格を上げたり下げたりはできないのです。

多少の入れ替えによる効果はあるでしょうが、市場全体の勢いを上回り続けることはできません。

 

29・どうしたら、投資信託で成功できるの?

おさらいですが、

中身がシンプルなものを選ぶこと

コストが低い物を選ぶこと

安い時に買うこと

この三つが鉄則です。

それでも利益が上げられるかどうかは不透明です。

投資信託のコストと実質的な利回り

30・シンプルよりも毎月分配型が良いでしょう?

いいえ、毎月分配型は買ってはいけません。

投資信託の初心者の方がまず最初に陥る落とし穴が、毎月分配型です。

目先の利回りの良さにつられてしまいますが、買ってはいけません。

毎月分配型投資信託は個人の資産形成に不利な仕組みがたくさん入っているからです。

 

31・じゃあ、バランス型なら良いでしょう?

バランス型もお勧めできません。

理由は、中身が複雑すぎることと、コストが高いことです。

結果として、値動きが読みにくく、コスト高のために実質的な利回りが下がってしまいます。

初心者の方は「バランス型なら安心」と思い込んでいる人が多いですが、それは間違いです。

バランス型も毎月分配型も「売り手に取って、手数料が高いから安心」な商品なので勧められやすいだけです。

 

32・売り手が勧めるのがおすすめじゃないの?

違います(売り手に取っておススメという点では正しいかもしれませんが)。

売り手は「売ることのプロ」であっても、運用のプロではありません

相手も企業であり、営利目的ですから、自社が有利になる商品をお勧めするのが当然のことです。

売り手の意見は参考程度にとどめておくのが無難です。

 

33・お買い得はいつ?

一概には言えませんが、景気が比較的悪い時がお買い得です。

なぜでしょうか?

それは、投資信託に内包されている金融商品(株など)のお値段が不況時には下がるからです。

そのため、投資信託のお値段(基準価額)も下がります。

この時に買うと、投資の原則である「安く買って、高く売る」ができやすくなりますね

 

34・金も買える?

はい、投資信託の中には、金の投資信託もあります。

現物と違って、保管リスクがありません。

また、金は人為的に作成できません(今のところ)。さらに世界中で発掘量が限定的です。

つまり、価値がゼロになりにくいのです

そのため、戦争などが発生しそうになると、自国の通貨を売って金を買う(金の値段が上がる)こともあります。

ですが、金の値段は値動きが非常に読みづらいです。

短期的な売買をするとギャンブルになります。

長期的に見ても、不透明です。

さらに、配当や分配金がありません

株などでしたら、企業から配当が出ますが、金はタダの鉱物なので何も生みだせないのです。

長期的に保有しても、副産物的に増えないのです。

金を資産に組み入れる必要があるのは、何世代も続く富豪の方といったところでしょうか。

 

35・原油も買える?

はい、買えます。

ですが、これも積極的に買う必要はありません

為替の影響もそうですが、原油の価格動向は中東の社会情勢などにも左右されます。

その世界に詳しくないと、ギャンブルになりかねません。

また、アメリカのシェールガス革命や、ヨーロッパでの自然エネルギー(風力発電)などの技術革新が進んでいます。

今後、徐々にエネルギー革命が進んだ場合、原油の未来は不透明です(たとえば、コツコツ買っていっても、将来的に右肩下がりになるのなら損をしやすくなります)。

専門的な知識がある方が買うべきでしょう。

 

36・毎月コツコツ買えば、投資信託でも利益は上げられるよね?

いいえ

誰もそのようなことは言っていないはずです。

本や売り手の説明でそのようなお話を聞くかもしれませんが、よーく聞くと曖昧な部分を残しているはずです。

断言しているなら問題ありです。

そもそも「必ず儲かる」という文言は金融商品取引法で禁止されています。

よく聞くと「○○な可能性がある」という表現なはずです。

また、グラフなども利益が出るようなグラフですが「一例」などと書いてあるはずです。

売り手は、お客さんに良い印象を持ってもらいたいものですから、良い一例を示しているだけにすぎません。

 

資産運用の相談、ドルコスト平均法の図

37・やっちゃダメな投資信託での資産運用を教えて!

すべては状況次第です。

一度に大金をつぎ込んだ→安ければ大成功高ければ大損失

上記のようなこともあり得ます。

ただ、初心者の方が名にもわからない状況で売り手の勧めるままに退職金やへそくりなどの大金を投じるのは危険です。

3年程度は、数十万円程度で売り買いを繰り返したり、色々な種類を買ってみたり、本を10冊以上読む、などの勉強をすることが肝要です。

 

38・誰のいうことを信じたらいいの?

基本的にあなた自身を信じましょう。

誰の言うことも信じてはいけません。

日本経済新聞の記事などを読むとわかりますが、アナリストが5人いれば5人ともいうことは違います。

ある人は円高になるといい、他の人は円安と言います。

ある人は株価が高騰するといい、ある人は急落するといいます。

専門家や売り手の意見は、あくまでも意見としてシッカリ聞くのはかまいません。

大切なのは、その上で、あなたがどう判断して、行動をする・または「何もしない」を選ぶか? ということです。

酷なようですが「そんなことは面倒くさい」と思う方は投資そのものに向いていません。

決して、売り手にあなたの資産運用を任せたりしてはいけません。

面倒くさい=良いカモ になりかねません。

 

39・どうやって勉強したらいいの?

基本的には本でかまいません。

ただし、売り手が書いた本は避けましょう。

意見が偏っているからです。

できれば、池上彰さんなどの中立な立場の本で基礎から学ぶと良いでしょう。

無料のセミナーへ行ってもいいです。

ただし次の心構えが必要です。

何も買わない

鵜呑みにしない

無料セミナーや相談会の場合は、最終的に何かおススメされることが多いです(商売ですから当然ですが、それがお買い時な時期かどうかは無関係)。

有料の相談も有効です。

その場合は、中立・公正な立ち場の相談所へ行きましょう。

売り手系列の相談所や、保険代理店のような相談所ではやはり意見が偏ったり、商品をおススメされたりしてしまいます。

 

 

 

40・勉強にお金をかけたくないのだけれど

図書館を利用しましょう。

図書館には意外と投資関連の書籍が充実しています。

それらを片っ端から読んでいくと良いでしょう。

これならお金がかかりません。

また、穴場なのが、大学の図書館です。

多くの大学が一般の方へも貸し出しをしています。

大学だけあって、専門的な本もありますが、学生向けの分かりやすい本も多いのです。

 

まとめ

・投資信託を選ぶ際は、シンプルで低コストな物を選ぶと上手く行きやすい

・売り手の意見はほどほどに

・最初の数年は、しっかりと勉強しましょう

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