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老後の不安を、安心に変えるのは、正しい資産運用
退職金の相場は1000万円~2000万円程度といわれています。
ここでは、1000万円で考えてみましょう。
まだ退職していない現役世代の方は、
ご自分が退職したと思って一緒に考えてみてください。
お金の使い方は大きく3つ
お金の使い方っていっぱいありますよね。
車を買ったり、服を買ったり・・・人それぞれです。
ですが、大きく分類すると3つ に分けられます。
それは、すなわち、
- 使う
- 貯める
- 運用する
この3種類です。
老後の不安を増大させるお金の使い方
上の3種類のうち、
多くの人は「2の貯めるが正解であろう」と思っています。
ですが、じつは1の使う と2の貯める は、
ほとんど同じ事なのです。
それは「原資が減っていく」という意味で同じなのです。
貯めても、徐々に使っていくので、退職金は減る一方です。
先に使えば、もちろんすぐにお金はなくなります。
貯金が潤沢になければ、老後の不安は一気に増します。
老後は、お給料がないから、危険なのです
現役世代の方にはピンとこないかもしれませんが、
老後は収入が激減します。
(55歳ごろから下がり始めます)
確かに公的年金はありますが、これはあくまでも
最低限の生活をギリギリ送れる程度です。
少々ゆとりある生活をしようとすると、
貯金や退職金を削っていかなければいけないのです。
「働けばいいじゃない」
と思われるかもしれませんが、
すべての退職者が元気に働けるとは限りません。
やはり、収入も現役時代よりも下がるのが一般的です。
正しい運用(理想)
そこで、退職金を上手に運用する、という選択肢が上がってきます。
理想の正しい退職金1000万円の使い方はこうです。
・1000万円を投資に回す
↓
・毎年5%程度の平均利回りを得る
↓
・平均利益の50万円を引き出す
↓
・50万円と厚生年金を合わせて使う
つまり、退職金をプライベート年金の原資として運用し、
運用益をボーナス代わりに使うのです。
これが上手にできると、【理論上】原資の退職金1000万円は
減らずに、ずっと運用できます。
※もちろん、理論上のお話であり、実際には原資の資産価格は
投資商品によって価格変動をします。
退職金が2000万円ある場合は、ボーナスとして毎年100万円が受け取れる計算ですね。
長生きするほど得をするのが正しい運用
正しく運用ができると、長生き を味方にできます。
通常の「貯める&使う」方法では、長生きをするほどに原資が枯渇します。
そうです。
長生きがリスクになってしまうのです。
これでは本末転倒です。
ところが、上記の例のように、原資を取り崩さずに
運用益だけを使っていると、長生きが楽しくなります。
なぜか?
それは得をするからです。
ちょっと計算してみましょう。
1000万円を5%で運用して毎年50万円受け取る。
10年で運用益→500万円
20年で→1000万円
30年で→1500万円
40年で→2000万円
しかし、理論上は原資の1000万円は残る(価格変動あり)
もちろん、これはあくまでも計算上ですが、
長生きをするほど得をするのがわかりますね。
おまけに原資が残っているのも安心です。
ダメな運用方法
それでは、こんどはダメな運用方法です。
- 短期的な値動きの売買を繰り返し、毎年高い運用利回り を目指している
- 運用益を上回る額を、原資から取り出し、原資が年々先細り していく
1は、長期投資というよりも短期投資です。
長い目で見てみると運用利回りは、平均して5%というのが現実的なラインだと思います。
毎年20%や50%の運用利回りは望めないのではないでしょうか。
2は、毎月分配型投資信託などを買うと、強制的にそれになります。
また、貯金が十分にない場合も、2になりがちです。
さらに、投資の記録表や、家計簿をつけずにいると、知らないうちに原資を割り込んでしまうかもしれません。
記録は投資の基本です。
運用方法は千差万別
さて、肝心の運用方法は千差万別です。
先祖伝来の土地があれば現物不動産もいいでしょうし
株式に明るければ、株式投資もよいでしょう。
もちろん私はインデックス投資アドバイザーですので
投資信託を使ったインデックス投資をお勧めしますが。
長期&分散投資に優れているのです。
肝心なのは、最後まであなたが大事なお金を運用できる、
理論的で合理的な投資対象を探す ことではないでしょうか。
まとめ
- 退職金の使い方は大きく3つ 使う・貯める・運用する
- 上手に運用ができれば、長生きが楽しくなる