行動経済学とは? 保有効果をわかりやすく具体例で解説

行動経済学の保有効果とは? 具体例を交えつつ解説します。

保有効果とは、自分が持っているモノに対して、より高い価値を見出してしまうという、心のクセのようなものの効果です。

一体、どのような内容なのでしょうか。

今回も具体例を交えつつわかりやすく解説します。

行動経済学の保有効果 開運 なんでも鑑定団でみる具体例

筆者は テレビ番組の 「開運 なんでも鑑定団」が好きです。時間があるときは、時々見ています。

この番組の内容をザックリと言いますと、次のような内容です。

  1. 個人がどこかの骨董市や何かしらの縁で手に入れた品物を番組に出す
  2. 番組で価値を検証する
  3. 依頼者は自分の希望の金額を提示する
  4. 鑑定側は客観的な価値を提示する

というシンプルなものです。

どこが面白いのでしょうか?

行動経済学の保有効果 具体例:自分の持ち物の価値を高く見出してしまう

筆者が面白いと思うのは、依頼側がとても高い価値を自分の持ち物に見出してしまう、というところです。

冒頭で触れましたが、行動経済学の保有効果とは、「自分の持ち物に対して、実際よりも高い価値を見出してしまうこと」です。

例えば、百円で売られているジュースでも、自分が百円で買った瞬間から、それは百円以上の価値を持つように感じてしまう、ということです。

X円で買ったものは、X円プラスアルファの価値がある? 行動経済学の保有効果 具体例

「自分の買ったものよりも、高い価値を見出してしまうなんて、そんな馬鹿な」と思われるかもしれません。

しかし、少なくとも、番組を見ているとそんな馬鹿なことが連続して起こります。

例えば、蚤の市で5万円で買った壺があるとします。

依頼者側はしばしばこの5万円で購入した壺に対して、より高い希望額を示します。これはとても不思議です。市場では5万円なのですが、自分で持つと、途端に高額に跳ね上がるからです。

もちろん、市場の誰も気が付いていなくて、自分だけがその価値を見出すこともあるのですが(もちろん、本当に市場の誰もその価値に気が付かなければ、石ころと同じく無価値ですが)。

まれに本当に数百万円の価値が出るので面白いところです。

自分が持った瞬間、それには付加価値が付く? 保有効果の具体例

その他にも付加価値が付く例があります。

例えば、ただでもらった物(先祖伝来や遺産相続など)でさえ、とても高い価値を見出してしまうのです。

それは、本人に保有効果が働いているせいかもしれません。

現に、テレビを見ている側としては「そんなに高くはないでしょう」「どう見てもガラクタ」という風に、ある種冷めた目線で見てしまうことがあります。個人的な意見ですが。

しかし、依頼者側は真剣に、自分の持ちものに対しては、高い価値を見出してしまうことがあります。

身近な例で言えば、「親ばか」や「推しのアイドル」もこれらの効果に当てはまるのかもしれません。また、趣味のコレクターも同様かもしれません。はたから見れば、どれも同じように見えるものですが。

行動経済学の保有効果とは? まとめ

今回のおさらいです。

保有効果とは、自分の持っているモノに、高い価値を見出してしまうことです。

資産運用の世界では、自分の保有している個別の株式などがそれに当たるのかもしれません。

周り(市場)は冷静に低い価値を付けていても、持っている本人は「いや、これは良い株式だから、もっと高い値がついておかしくない」

と真剣に思ってしまうようなこともあるかもしれません。実際は、その企業の将来の業績予想次第だと思いますが。

自分が持つ持ち物に対して、評価がぶれてしまうなんて、とても面白い現象ですね。

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