毎月分配型投資信託を買ってはいけないの行動経済学的考え方

Contents

毎月分配型投資信託の行動経済学的突っ込み

筆者は山崎元先生の資産形成の解説が大好きです。

毎週、トウシルというサイトに掲載される、山崎元先生のブログを拝見しています。

先日、5つの宿題が読者に向けて、出されていました。

さっそく解いてみたいと思います。

お題は、毎月分配型の投資信託は、資産形成の効率から見て、明らかに不利だが、なぜ人は魅力を感じるのか?

という内容でした。

時間選好率の歪みにより、毎月分配型が魅力的に見えてしまう。

なぜ毎月分配型の投資信託はダメなのでしょうか。

その理由は、コストが高いのと、複利効果が低減してしまうからだと考えています。

しかし、人は将来の大きなお金よりも、目先の小さなお金に弱い、という困ったクセがあります。

これを時間選好率の歪みといいます。

時間選好率の歪みにより、毎月分配型の方がみりょくてきに感じてしまう。

時間選好率の歪みにより、本来は「いらない」投資信託であるはずの毎月分配型の投資信託であっても、

ついつい、多くの人が買ってしまうと考えています。

ことわざに「損して得取れ」というものがありますが、時間選好率の歪みは、逆の事態を生み出します。

ことわざ風に言うと「得して損取れ」という状況です。

一見すると不思議な現象にも見えますが、資産形成の基本・基礎が分かっているとその理由が良く分かります。

広島の初心者におすすめの投資セミナー定期開催中

金融教育研究所では、定期的に資産運用のセミナーを開催しています。

金融・保険商品の販売・勧誘・斡旋はしていませんので、初心者・女性の方でも安心して受講できます。

また、おかげさまで2019年12月を持ちまして、節目となる90回目の開催となりました。

ありがとうございます。

2020年も、微力ではございますが、金融教育の普及啓もうに努めてまいりたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

コマーシャル

今回は少しだけコマーシャルです。

spa!という雑誌の増刊号の取材を受けました。

102Pから記事が顔写真付きの掲載されました。

また、これまでに15冊ほどの書籍を出させていただきました。

そして、2020年春には、学研様と文響社様より、2冊の新刊が出版される運びとなりました。

これからも、書籍を通じても、金融教育の普及啓もうに努めたいと思います。

関連記事

  1. 世界の株価の値動きを予想…はできない!

  2. 初心者向け

    損失限定型投資信託とは?元本保証で初心者におすすめ?5ポイン…

  3. 初心者向けの株式投資の勉強

    株式投資・投資信託||初心者向けの勉強【損益通算とは?】

  4. 投資信託のコストと実質的な利回り

    投資信託とはどんなもの?よくある質問まとめ②22~40

  5. SPA! 投資信託の記事掲載のお知らせ

  6. 資産形成を独学で始めるなら小さく始めた方がいい?

PAGE TOP